ノートPCはそのまま机へ置くと、画面位置が低くなりやすいのが悩みです。

そこで便利なのがノートPCスタンドですが、商品を探すと「高さ調整」「折りたたみ」「360度回転」「超薄型」など特徴がばらばらで、スペックだけでは選びにくいカテゴリでもあります。

実際には、どこで使うかを最初に決めると選択肢はかなり絞れます。

毎日バッグへ入れるなら重さと収納サイズ。デスクへ置きっぱなしなら高さ調整と安定感。会議で画面を見せるなら回転機構。スタンドを別に持ち歩きたくないならPCへ貼り付ける薄型タイプが便利です。

この記事では、現在楽天で購入できることを確認した4製品を、ランキングではなく使い方の違いで比較します。

ノートPCスタンドを選ぶ前に見るポイント

1. まず「持ち運び」と「据え置き」を分ける

ノートPCスタンドは、軽いほど良いとは限りません。

外出先へ持っていくなら200g前後や、それ以下の薄型モデルが使いやすくなります。一方、デスク常設ではある程度重さのあるスタンドの方が、画面位置を高くした状態でも安定させやすくなります。

今回なら、UGREEN 40289は約220gの折りたたみ型、MOFT AirFlowは約65g・厚さ2.5mmのPC貼り付け型です。

対してUGREEN 45416やサンワダイレクト 100-CR017は、持ち歩くことよりもデスク上で高さや角度を調整する使い方に向いています。

2. 高さを大きく上げるなら、外付けキーボードも考える

画面を目線に近い位置まで上げられるスタンドは便利ですが、そのままノートPC本体のキーボードを使うと、手元まで高くなります。

そのため、画面をしっかり持ち上げる据え置き型は、外付けキーボードやマウスと組み合わせると使いやすくなります。

逆に、ノートPC本体のキーボードをそのまま使いたいなら、UGREEN 40289やMOFTのように少し角度を付けるタイプの方が自然です。

デスク周りの接続をまとめたい場合は、USB-Cハブの比較記事もあわせて参考にしてください。

3. 対応サイズだけでなく、耐荷重と設置条件も確認する

「17インチ対応」と書かれていても、スタンドによって支え方は違います。

今回のUGREEN 2製品は最大5kgまで対応。サンワダイレクト 100-CR017は10kgまでですが、公式では幅30×奥行25cm以内に脚があるノートPCを対応条件としています。

大型ノートPCや重量のあるモデルでは、インチ数だけでなく耐荷重と底面形状まで確認しておくと安心です。

4. 回転機能は「いつ回せるか」まで見る

360度回転は、会議や対面で画面を見せるときに便利です。

UGREEN 45416は台座を360度回転できます。一方、サンワダイレクト 100-CR017も回転盤を備えていますが、メーカー公式FAQでは脚を収納した状態でのみ回転可能と案内されています。

同じ「360度回転」でも使える条件が違うため、回転を重視するならここまで確認して選ぶのがおすすめです。

4製品を用途別に比較

製品 向いている人 重さ 高さ・角度 対応 特徴
UGREEN 40289 軽い別体スタンドを持ち歩きたい 約220g 5段階 8〜17.3インチ / 5kg 折りたたみ・ケース付き
UGREEN 45416 据え置きで高さを自由に変えたい - 二軸で高さ・角度調整 最大17.3インチ / 5kg 360度回転
サンワダイレクト 100-CR017 デスク機能をまとめたい 約1.278kg 高さ3段階 / 角度20段階 10kgまで スマホ・タブレット置き場
MOFT AirFlow MOVAS版 スタンドを別に持ちたくない 約65g 15度 / 25度 11.6〜15.6インチ※ 厚さ2.5mm・PC貼り付け型

※楽天で今回取得した販売SKUの表記。MOFT公式のAirFlowシリーズ案内では11.6〜16インチ対応です。

持ち運びと使いやすさのバランスなら UGREEN 40289

UGREEN 40289は、約220gの折りたたみ式ノートPCスタンドです。

使わないときは約270×55×10mmまで細くたため、収納ケースも付属します。毎日バッグへ入れて、職場・カフェ・出張先など複数の場所で使いたい人に向いています。

角度は5段階で調整可能。大きく画面を持ち上げる据え置き型ではありませんが、ノートPCへ傾斜を付けて画面位置を少し上げたり、タイピングしやすい角度へ変えたりできます。

最大17.3インチ、耐荷重5kgまで対応するため、軽量モデルだから小型PC専用というわけでもありません。

GOOD

  • 約220gで持ち歩きやすい
  • 5段階調整で場所に合わせやすい
  • 折りたたむと細くなり、収納ケースも付属
  • 17.3インチ・5kgまで対応

気になる点

高さを目線付近まで大きく上げる製品ではありません。外付けキーボードと組み合わせて本格的なデスク環境を作るより、ノートPC本体をそのまま使いつつ少し姿勢を改善したい人向けです。

向いている人

自宅だけでなく職場や外出先でも使いたくて、軽さと安定感のバランスを重視する人。

据え置きで安定感を重視するなら UGREEN 45416

UGREEN 45416は、二軸構造で高さと角度を自由に変えられる据え置き型です。

折りたたみ型より大きな可動域を取りやすく、ノートPCの画面をしっかり持ち上げたい場合に向いています。最大17.3インチ・耐荷重5kgまで対応します。

さらに台座が360度回転するため、デスクの反対側にいる人へ画面を見せたり、作業する向きを少し変えたりしやすいのが特徴です。

Z型の構造でPC下に空間ができるので、使っていないキーボードや小物を下へ逃がすこともできます。

GOOD

  • 二軸で高さと角度の自由度が高い
  • 360度回転で画面共有しやすい
  • 最大17.3インチ・耐荷重5kg
  • 金属製で据え置き用途に向く

気になる点

持ち歩きを主目的にした軽量タイプではありません。また、安定性を出すため可動部はしっかりした作りなので、軽い力で頻繁に位置を変えたい人とは相性が分かれます。

向いている人

ノートPCをデスクへ常設し、画面位置をしっかり上げて外付けキーボードと使いたい人。

高さ・角度を細かく合わせたいなら サンワダイレクト 100-CR017

100-CR017は、高さを約3.3cm・10.3cm・15cmの3段階、背面角度を12〜41度の20段階で調整できるスタンドです。

今回の4製品では約1.278kgと最も重く、持ち運びよりデスクへ置きっぱなしで使う方向です。耐荷重は10kgあります。

特徴的なのが、左右に収納式スマホスタンドを備え、前面にはタブレットを置けるスペースもあること。単純にノートPCを持ち上げるだけでなく、机上の機器をまとめる小さなデスク台に近い使い方ができます。

底面には回転盤もありますが、360度回転を使えるのは脚を収納した状態のみです。高さを上げたまま回転できるUGREEN 45416とは使い方が異なります。

GOOD

  • 高さ3段階・角度20段階で細かく調整できる
  • 耐荷重10kg
  • スマホスタンドとタブレット置き場を備える
  • 折りたたみ時は高さ約3.3cmまで薄くできる

気になる点

約1.278kgあるためモバイル用途には重めです。また、回転機能は脚を立てた状態では使用できません。

向いている人

デスクへ常設し、ノートPCだけでなくスマホやタブレットも含めて作業場所を整理したい人。

スタンドを別に持ち歩きたくないなら MOFT AirFlow MOVAS版

MOFT AirFlowは、今回の4製品で最も考え方が違うスタンドです。

本体をノートPC底面へ貼り付けて使うタイプで、厚さは約2.5mm、重さは約65g。スタンドをバッグへ別に入れる必要がほぼありません。

使うときは展開して、15度または25度の2段階で角度を付けます。AirFlowは底面の通気口をふさぎにくい形状になっており、ノートPC底面に吸排気口がある機種にも配慮した構造です。

高さ調整の自由度は据え置き型に及びませんが、「いつでも持っている」という便利さでは突出しています。

GOOD

  • 約65g・厚さ2.5mmで非常に薄い
  • PCへ貼り付けるため持ち忘れにくい
  • 15度・25度をすぐ切り替えられる
  • AirFlow構造で底面の通気を確保しやすい

気になる点

PC本体へ貼り付ける方式なので、粘着式のアクセサリーを付けたくない人には向きません。また、目線の高さまで画面を大きく持ち上げる用途ではありません。

向いている人

カフェや出張でノートPCを頻繁に使い、スタンドという荷物を1つ増やしたくない人。

結局どれを選ぶ?

毎日バッグへ入れて持ち歩くなら、約220gで5段階調整できるUGREEN 40289が扱いやすい選択です。

デスクへ置きっぱなしで画面位置を高くしたいなら、二軸+360度回転のUGREEN 45416。

高さや角度を細かく変えつつ、スマホやタブレットも机上へまとめたいならサンワダイレクト 100-CR017が向いています。

そして「スタンド自体を持ち歩きたくない」なら、厚さ2.5mm・約65gのMOFT AirFlow MOVAS版という選択肢があります。

ノートPCスタンドは、スペックの多さよりも持ち歩くのか、置きっぱなしにするのかを最初に決めると選びやすい製品です。

スタンドを使ってデスク環境を整えるなら、充電器やハブを一緒に整理するとさらにすっきりします。USB-C付き電源タップの比較や65W USB-C充電器の比較も参考にしてください。