モニター、ドッキングステーション、スピーカー、充電器。
デスクへ機器を増やすほど、机の下には電源タップ、ACアダプタ、余ったケーブルが集まっていきます。
ケーブルクリップで線だけをまとめても、重い電源タップやACアダプタが床に残っていると、足元はなかなかすっきりしません。
そこで使えるのが、天板の下へ後付けするケーブルトレーです。
ただし、ケーブルトレーも全部同じではありません。
- 電源タップ1台と余った線を隠したい
- 大きなACアダプタを何個も載せたい
- 160cm前後の横長デスクで広く配線したい
- 配線変更が多く、機器ごとに置き場所を変えたい
という違いで、向く形が変わります。
この記事では楽天で購入できることを確認した4製品を、単純な人気順ではなく、幅・耐荷重・固定方法・収納の自由度で比較します。
ケーブルの先端が机から落ちる、HDMIやUSBケーブルを固定したい、といった悩みなら目的が少し違います。デスクのケーブル整理グッズ4選で、クリップやホルダーも含めて整理しています。
まず結論:ケーブルトレーは「何を載せるか」で選ぶ
最初に決めたいのは、トレーへ何を入れるかです。
| 収納したいもの・環境 | 向いているタイプ |
|---|---|
| 電源タップ1台+余ったケーブル | 標準的なメッシュトレー |
| 大きなACアダプタや重い機器が多い | 高耐荷重タイプ |
| 横長デスクの裏を広くカバーしたい | ワイド・幅調整タイプ |
| 配線変更が多く、配置を組み替えたい | パネル+バスケット型 |
「大きいトレーほど正解」ではありません。
必要以上に大きいと本体重量も増え、モニターアームなど他のクランプと取り付け場所を取り合います。
逆に小さすぎると、ACアダプタを載せた時点でケーブルを置く余裕がなくなります。
いま床にある物を一度並べて、電源タップの長さ・ACアダプタの数・余ったケーブル量を見るのが選びやすい方法です。
デスク下ケーブルトレーを選ぶ5つのポイント
1. 穴を開けたくないならクランプ式が分かりやすい
今回の4製品は、いずれも天板を挟んで固定するクランプ方式を中心に使えます。
賃貸や、あとから配置を変える可能性があるデスクでは、天板へネジ穴を開けずに取り付けられるのがメリットです。
ただし、クランプ式なら何にでも付くわけではありません。
天板の厚さに加えて、裏側にフレームや補強材がないか、クランプを挟める平らな面があるかを確認してください。
2. 耐荷重は「ケーブル」よりACアダプタで差が出る
ケーブルだけなら大きな重量にはなりにくいですが、電源タップやACアダプタを何台も載せると重くなります。
今回では、サンワ200-CT007が総耐荷重3kg、200-CT009BKとBauhutte BHP-C500-BKが5kg、ELECOM EKCWCT01BKは約20kgです。
だからといって20kgが全員に必要なわけではありません。
電源タップ1台と数本のケーブルなら3〜5kgクラスでも候補になります。大型ACアダプタや周辺機器をまとめて載せたい人ほど、耐荷重に余裕を見た方が選びやすくなります。
3. 幅はデスク幅ではなく「配線したい範囲」で考える
120cmのデスクだから120cmのトレーが必要、とは限りません。
PC周辺だけをまとめるなら50〜60cm程度でも足りることがあります。
一方、モニター2台、左右のスピーカー、充電器など配線がデスク全体へ広がるなら、長いトレーの方がケーブルを途中で床へ落とさずまとめやすくなります。
サンワ200-CT009BKは80・100・120cmの3段階へ調整できるため、横長デスクで広い範囲を受けたい人向けです。
4. メッシュかスチールかで「隠し方」と拡張性が変わる
サンワ200-CT007はナイロンメッシュ式です。
電源タップやケーブルを包むように受けるため、下から見たときに配線を目立ちにくくしやすいタイプです。
一方、200-CT009BKやELECOM EKCWCT01BKはスチールを使った構造です。
特に200-CT009BKは、スチール面へマグネット式の電源タップやケーブルホルダーを追加できるのが特徴です。
見た目だけでなく、あとから何を固定したいかまで考えると選びやすくなります。
5. モニターアームなど、他のクランプとの場所取りを確認する
デスクの奥には、モニターアーム、ライト、USBハブ、電源タップなど、クランプ式の機器が集まりがちです。
ケーブルトレー自体が付けられても、希望する位置をモニターアームのクランプが使っている場合があります。
購入前に天板裏を見て、クランプの幅・奥行き・フレーム位置まで確認しておくと安心です。
4製品を用途別に比較
| 製品 | 向いている人 | 幅 | 耐荷重 | 対応天板厚 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンワ 200-CT007 | まず電源タップを隠したい | 約62cm | 3kg | 1.3〜4cm | ナイロンメッシュ |
| ELECOM EKCWCT01BK | 重いACアダプタもまとめたい | 約36.3〜55cm | 約20kg | 約1.8〜5cm | 伸縮・高耐荷重 |
| サンワ 200-CT009BK | 横長デスクを広くカバーしたい | 80 / 100 / 120cm | 5kg | 0.5〜4.5cm | ワイド・スチール |
| Bauhutte BHP-C500-BK | 配線を自由に組み替えたい | 50cm | 5kg以下 | 1.0〜3.5cm | パネル+バスケット |
記事作成時点の価格は、サンワ200-CT007が¥3,480、ELECOM EKCWCT01BKが¥2,960、サンワ200-CT009BKが¥4,980、Bauhutte BHP-C500-BKが¥11,200です。価格・在庫は変動するため、購入時は商品ページの最新情報を確認してください。
まず電源タップを床から浮かせるなら:サンワ 200-CT007
200-CT007は、幅約62cmのナイロンメッシュを使ったクランプ式ケーブルトレーです。
電源タップ、ACアダプタ、余ったケーブルをまとめて受け、デスク下へ隠すというケーブルトレーの基本的な使い方に向いています。
総耐荷重は3kg。対応天板厚は1.3〜4cmです。
GOOD
- 電源タップと余ったケーブルを一緒に収納しやすい
- メッシュが配線を包むため、下から見たときに中身を目立ちにくくしやすい
- クランプ式で穴あけ不要
- 幅約62cmあり、一般的なデスクで使いやすいサイズ感
気になる点
総耐荷重は3kgなので、大型ACアダプタや重量のある機器を何台も載せたい場合は余裕を確認したいところです。
また天板裏のフレーム形状によってはクランプを設置できません。
向いている人
床にある電源タップ1台と、余った配線をまずデスク下へ移したい人。
ケーブルトレーを初めて導入する場合に、目的が分かりやすいタイプです。
重いACアダプタまで載せるなら:ELECOM EKCWCT01BK
EKCWCT01BKは、約36.3〜55cmへ伸縮できるスチール製ケーブルトレーです。
特徴は耐荷重約20kg。今回の4製品では大きく余裕があります。
デスク下だけでなく、向きを変えてデスク上の小物トレーとして使える2Way仕様で、ケーブルホルダーやバンドも付属します。
GOOD
- 耐荷重約20kg
- 約36.3〜55cmへ伸縮できる
- クランプ式で穴あけ不要
- ケーブルホルダー・バンドが付属
- デスク下 / デスク上の2Wayで使える
気になる点
本体だけで約1.67kgあるため、軽いメッシュトレーより重量があります。
また対応天板厚は約18〜50mmです。薄い天板や厚い天板では取り付け条件を確認してください。
向いている人
電源タップだけでなく、大きめのACアダプタや周辺機器までデスク下へまとめたい人。
耐荷重に余裕を持ちたい場合に役割がはっきりしています。
80〜120cmを広く使うなら:サンワ 200-CT009BK
200-CT009BKは、幅を80・100・120cmの3段階で調整できる大型のスチール製ケーブルトレーです。
デスク中央だけではなく、左右へ広がる配線を一つのトレーで受けたい人に向きます。
底面には配線口があり、スチール製なのでマグネット式の電源タップやケーブルホルダーを追加できます。
GOOD
- 80 / 100 / 120cmの3段階で幅を変えられる
- 横長デスクの配線を広い範囲で受けやすい
- スチール製でマグネット製品を追加できる
- 総耐荷重5kg
- クランプ式で穴あけ不要
気になる点
本体重量は約3.35kgと大きめです。
幅も最低80cmあるため、小型デスクや配線が少ない環境では必要以上に大きくなります。
向いている人
モニター2台やスピーカーなどで配線が左右へ広がり、長いデスク裏をまとめて整理したい人。
配線変更が多いなら:Bauhutte BHP-C500-BK
BHP-C500-BKは、一般的な横長トレーとは発想が違います。
幅50cmのパンチングパネルへ、付属のバスケットやフックを好きな位置に取り付け、電源タップ・ACアダプタ・余ったケーブルを分けて収納します。
パネル自体を縦向きに取り付けることもでき、機器を追加したときに収納位置を変更しやすい構成です。
GOOD
- バスケットとフックの位置を自由に変更できる
- 電源タップとACアダプタを分けて配置しやすい
- パネルを縦向きにも設置できる
- クランプ式で穴あけ不要
- デバイス追加時にレイアウトを組み替えやすい
気になる点
記事作成時点で¥11,200と、一般的なケーブルトレーより価格は大きく上がります。
また総耐荷重は5kg以下で、各バスケット・フックも1kgまでです。高価だから耐荷重も最大という製品ではありません。
向いている人
PC周辺機器を頻繁に追加・交換し、そのたび配線の置き場所を組み替えたい人。
単純に隠すより、デスク下を「配線収納パネル」として管理したい人向けです。
ケーブルトレーとクランプ式電源タップはどっちが便利?
前の記事で紹介したデスク用電源タップにも、机の端へ直接固定するクランプ式があります。
この2つは競合というより、触る頻度で使い分けると分かりやすいです。
毎日抜き差しするなら、手元の電源タップ
ノートPCの充電器や撮影機材など、頻繁に抜くものは机の端にコンセントがある方が便利です。
ほぼ抜かないなら、ケーブルトレーへ隠す
モニター、ドッキングステーション、スピーカーなど常設機器は、電源タップごと机の下へ置けば手元を空けられます。
実際には、常設機器はトレー、抜き差しする機器は手元のタップと2系統に分ける方法もあります。
ケーブルトレーを付ける前に確認したいこと
最後に、購入前にデスクの裏を一度見てください。
確認したいのは、
- 天板の厚さ
- 天板裏にフレームや補強材があるか
- モニターアームなど別のクランプがあるか
- トレーを付けても膝やチェアに当たらないか
- 壁との間に配線を出せる余裕があるか
です。
特に昇降デスクでは、机が上下したときに壁コンセントまでのコード長が足りるかも確認しておきたいポイントです。
まとめ:床の配線を減らすなら、まず電源タップの居場所を作る
今回の4製品を役割で整理すると、
- 標準的なメッシュで配線を隠す → サンワ 200-CT007
- 耐荷重に余裕を持たせる → ELECOM EKCWCT01BK
- 横長デスクを広くカバーする → サンワ 200-CT009BK
- 配線レイアウトを自由に組み替える → Bauhutte BHP-C500-BK
です。
デスクの配線整理は、ケーブルを細かく束ねる前に、電源タップとACアダプタを床からどこへ移すかを決めると一気に進めやすくなります。
電源タップの居場所が決まったあと、机上へ残った充電ケーブルやHDMIを整理したくなったら、デスクのケーブル整理グッズ4選でホルダーやクリップまで含めて整理できます。









