デスクライトを置くと、思った以上に机のスペースを使います。

モニターライトならディスプレイ上部へ取り付けられるため、机上を広く使いながらキーボードや手元を照らせます。一方で、商品を探すと6,000円前後から3万円近いモデルまで価格差が大きく、「何にお金を払うのか」が分かりにくいカテゴリでもあります。

先に結論を言うと、高価なモデルほど単純に明るい、というよりも、照らせる範囲・操作方法・自動化・バックライト・モニターへの取り付け互換性が充実していきます。

この記事では、現在楽天で購入できる4製品を、ランキングではなく用途別に比較します。

モニターライトを選ぶ前に見る5つのポイント

1. まず「何を照らしたいか」を決める

モニターライトは、主にモニター前のキーボードやデスク面を照らすための照明です。

書類を机いっぱいに広げる、模型や細かい作業を広範囲で行う、といった用途では普通のデスクライトの方が向くこともあります。一方、PC作業が中心なら、スタンド部分が机を占有しないモニターライトはかなり相性の良い選択肢です。

ノートPC中心の環境なら、先にノートPCスタンドの比較記事で画面位置を整えてから照明を考えるのもおすすめです。

2. 「最大ルーメン」だけでなく、500Luxをどの範囲で確保できるかを見る

照明のスペックではルーメンやLuxが出てきますが、数字だけを横並びにするのはおすすめしません。測定条件や照射範囲が違うためです。

今回のBenQ ScreenBar ProとScreenBar Halo 2は、公式に500Luxで85×50cmの照明範囲を案内しています。中央照度は50cmの距離で1000Luxを超えます。

サンワダイレクト 800-LED090も約45cm直下で最大500Luxですが、BenQと同じ条件・同じ照射範囲での数字ではありません。

そのため、広いデスク全体を均一に照らしたいなら「照射範囲」、キーボード周辺を中心に照らせればよいなら価格や操作性を優先する、と考えると選びやすくなります。

3. 毎日使うなら、操作方法はかなり重要

モニターライトは一度設置すると、毎日のようにON/OFFや明るさ調整をします。

今回の4製品だけでも操作方法はかなり違います。

  • サンワダイレクト:手をかざす赤外線センサー
  • Xiaomi:2.4GHzワイヤレスリモコン
  • BenQ ScreenBar Pro:本体操作+自動点灯・消灯
  • BenQ ScreenBar Halo 2:ディスプレイ付き無線リモコン+自動調光

「リモコンが付いているか」だけでなく、自分が毎日どこを触るかまで想像して選ぶと満足しやすいです。

4. バックライトは、暗い部屋で使うかどうかで判断する

ScreenBar Halo 2の大きな特徴が、モニター背面を照らすバックライトです。

前面だけを照らすモデルと違い、モニター周辺の壁側にも光を作れるため、暗い部屋で画面だけが強く明るく見える状態を和らげやすくなります。

ただし、普段から部屋全体を十分に明るくして使うなら、バックライトは必須ではありません。価格差も大きいため、ここは「ある方が上」ではなく、暗めの環境でPCを使うかで判断するのがおすすめです。

5. モニターの厚さ・形状も確認する

モニターライトはディスプレイ上部へ固定するため、モニターの厚みや背面形状によって取り付けやすさが変わります。

BenQ ScreenBar Proは平面・曲面とも0.43〜6.5cm、Halo 2は0.43〜6cmのモニターに対応しています。Xiaomiは公式FAQで厚さ32mm以下のモニター向けと案内され、ノートPCには非対応です。

購入前に、自分のモニター上部の厚さと背面形状を一度確認しておくと安心です。

4製品を用途別に比較

製品 参考価格 操作 明るさ・照射 色温度 特徴
サンワダイレクト 800-LED090 ¥6,480 手かざしセンサー / 本体調整 最大500Lux・190lm 3000 / 4000 / 5000K 手頃・無段階調光
Xiaomi Mi モニター掛け式ライト ¥5,980 無線リモコン 非対称配光 2700〜6500K Ra95・リモコン付き
BenQ ScreenBar Pro ¥19,900 本体操作 / 自動点灯・消灯 500Luxで85×50cm 2700〜6500K 広範囲・自動化
BenQ ScreenBar Halo 2 ¥28,900 無線リモコン / 自動調光 500Luxで85×50cm 2700〜6500K 前後ライト・バックライト

価格は記事作成時点で確認したものです。販売状況や価格は変わる場合があります。

手頃に試すなら サンワダイレクト 800-LED090

800-LED090は、モニターライトを初めて使う人でも選びやすい価格帯のモデルです。

最大光束は約190ルーメン、約45cm直下で最大500Lux。明るさは10〜100%まで無段階に調整でき、色温度は3000K・4000K・5000Kの3段階から選べます。

特徴的なのが赤外線センサーで、センサー部へ手をかざすだけでON/OFFできます。リモコンを机に置く必要がなく、モニターへ手を伸ばしてボタンを押す必要もありません。

GOOD

  • 約6,000円台でモニターライトを試しやすい
  • 手をかざすだけでON/OFFできる
  • 明るさを10〜100%で無段階調整できる
  • 最大500Lux、Ra95
  • 湾曲モニターにも取り付け可能

気になる点

ワイヤレスリモコンや周囲の明るさに合わせた自動調光はありません。またUSB電源で使うため、5V/2A以上に対応したUSB-A電源を別途用意する必要があります。

向いている人

まずモニターライトを使ってみたくて、価格を抑えつつ手元センサーの手軽さを重視する人。

価格を抑えつつ無線リモコンが欲しいなら Xiaomi Mi モニター掛け式ライト

Xiaomi Mi モニター掛け式ライトは、今回の4製品では参考価格が最も低い一方、2.4GHzワイヤレスリモコンを備えています。

明るさと色温度を手元のリモコンから調整でき、色温度は2700〜6500K。暖色から寒色まで広く変えられます。公式ではRa95の高演色性と、画面への反射を抑える非対称配光を特徴として案内しています。

ライト本体はマグネットで取り付けられ、角度を約25度調整できます。

GOOD

  • 参考価格¥5,980で無線リモコン付き
  • 2700〜6500Kまで色温度を調整できる
  • Ra95の高演色性
  • 非対称配光で画面への映り込みを抑える設計
  • マグネット機構でライト角度を調整できる

気になる点

BenQ上位モデルのような自動調光・自動点灯はありません。また公式FAQでは厚さ32mm以下のデスクトップモニター向けで、ノートPCには使用できないと案内されています。

向いている人

予算を抑えたいが、毎日の操作は机上のリモコンで完結させたい人。

広範囲と自動操作を重視するなら BenQ ScreenBar Pro

ScreenBar Proは、ここから価格帯が大きく上がります。

その差が出るのは、単純な最大輝度よりも照らせる範囲と自動化です。

BenQ公式では、50cmの距離で中央照度1000Lux以上、500Luxを確保できる範囲を85×50cmと案内しています。幅のあるデスクでキーボードだけでなく、その周囲まで広く照らしたい場合に向きます。

さらに超音波センサーによる自動点灯・消灯に対応。席へ着いたときに点灯し、離席後は自動で消灯する使い方ができます。

GOOD

  • 500Luxで85×50cmの広い照射範囲
  • 中央照度1000Lux以上
  • 自動調光に対応
  • 超音波センサーで自動点灯・消灯
  • 平面・曲面モニターの厚さ0.43〜6.5cmに対応
  • Ra95 / Rf96以上の高い色再現性

気になる点

参考価格は¥19,900で、サンワやXiaomiの約3倍です。またHalo 2のようなモニター背面のバックライトや無線リモコンはありません。

向いている人

価格よりも、広いデスクを照らすことと、毎日のON/OFF・明るさ調整をなるべく自動化したい人。

バックライトまで含めて整えるなら BenQ ScreenBar Halo 2

ScreenBar Halo 2は、今回の4製品では最上位の選択肢です。

フロントライトはScreenBar Proと同じく500Luxで85×50cmの広範囲を照らしながら、モニター背面にはバックライトを備えます。暗めの部屋でPCを使うとき、画面周辺にも光を作りたい人に向く構成です。

操作はディスプレイ付き無線リモコン。明るさや2700〜6500Kの色温度だけでなく、フロントライトとバックライトを個別に調整できます。自動調光にも対応します。

GOOD

  • 前面+背面を照らすバックライト構成
  • 500Luxで85×50cmの広い照射範囲
  • ディスプレイ付き無線リモコン
  • 2700〜6500Kの色温度調整
  • 自動調光に対応
  • 平面・曲面モニターの厚さ0.43〜6cmに対応

気になる点

参考価格は¥28,900です。部屋の照明が十分に明るく、バックライトを必要としないならScreenBar Proや低価格モデルの方が費用対効果は高くなります。

向いている人

暗めの部屋で長くPC作業をすることが多く、手元だけでなくモニター周囲の光までまとめて調整したい人。

約6,000円と約3万円の違いはどこにある?

今回の4製品を見ると、手元を照らすという基本目的だけなら約6,000円のサンワやXiaomiでも十分に機能があります。

価格が上がるほど追加されていくのは、主に次の部分です。

  • 500Luxを確保できる照射範囲の広さ
  • 周囲の明るさに合わせる自動調光
  • 着席・離席に合わせる自動点灯・消灯
  • 厚いモニターや湾曲モニターへの対応幅
  • バックライト
  • 操作しやすい無線リモコン

つまり、高価なモデルは「3倍明るいから3倍高い」のではありません。

毎日の小さな操作を減らしたり、広いデスクを均一に照らしたり、暗い部屋で前後の光を整えたりするための機能に価格差があります。

最初の1台ならサンワやXiaomiでも十分。すでにモニターライトを使っていて不満が明確なら、ScreenBar ProやHalo 2へ上げる、という選び方も合理的です。

デスク全体をすっきりさせるなら、配線も一緒に整理する

モニターライトは机上のスタンドをなくせる一方、USB電源のケーブルは1本増えます。

ライトを導入するときに、モニター裏やデスク下へ電源・ケーブルを逃がしておくと見た目もすっきりします。デスクのケーブル整理グッズ4選では、ケーブルホルダーからデスク下トレーまで用途別に紹介しています。

USB電源をデスク上へまとめたいなら、USB-C付き電源タップの比較も参考になります。

まとめ:まず操作方法、次に照射範囲とバックライトで選ぶ

モニターライトは、価格だけを見ると選びにくいカテゴリです。

  • 手頃に試す → サンワダイレクト 800-LED090
  • 低価格+無線リモコン → Xiaomi Mi モニター掛け式ライト
  • 広範囲+自動操作 → BenQ ScreenBar Pro
  • バックライトまで含める → BenQ ScreenBar Halo 2

という分け方なら、自分に必要な機能がかなり見えやすくなります。

まずは「毎日どう操作したいか」を決め、次に照射範囲、最後にバックライトが必要かを考える。この順番で選べば、必要以上に高価なモデルを買わずに済みます。